2014年8月30日土曜日

天井埋め込みサラウンドスピーカーの配線

サラウンドスピーカーの配置は決まった、あとは配線をどうするか

ケーブルの品質は巷でいろいろ語られているのでそちらにお任せすることにする

ケーブルによる音の変化はあることはあるだろうし、それによる好き嫌いもあるとは思うのだが、それが正確性を備えたものなのか味付けされた結果なのかを語れるほど絶対的な音感は持ち合わせていない
どうせこちらはすでに15,000Hz以上が聞き取れなくなっている老化耳
あまり品質にこだわっても・・・という思いがある

余談だがブログ主は学生時代軽音楽をやっていた
耳は大したことないので1万円/mのケーブルだとどれほど素晴らしい音にかわったかは正直判別できないものの、その時見かけたマイクなどに使われているバランス方式のノイズ除去の原理は非常に納得できるものだった
同様にツイストやスターカッドの効果の原理も理解できる

やはりスピーカーケーブルもいわゆる「品質()!!」ではなく物理的な「原理」で選ぶ方が性格的にあっていると感じた

ネットで調べてみるとCanareの4心ケーブルが価格のわりに評価が高いようだ

HPで音がいいとかではなく、自身がノイズを出さないという点を売りにしているのも好感が持てる
先ほどのマイクと違ってスピーカーの信号だとさほど外からのノイズに気を使うことはないかもしれないが、ノイズを出さないということは信号の減衰も少ないということで、サラウンドスピーカーのように配線が長くなりがちな時にはスターカッドは有効だと思える

長くなるので太めにしようかと思ったが、配線を通すCD管が既存の梁などで蛇行しており取り回しに不安があったため 4S6にした
想像したよりもしなやかでこれならもう少し太くてもよかったかというのが購入後の感想

左右のペア同士は長さを揃えたが、これも到達時間とか位相差など自分に聞き分けられないほどの微細な要素のためではなくダンピングファクターを揃えたかったため
ちなみに長い方の余った線は普通に巻いて置いてある
よく言われているコイルになってしまうという説は+-の両方が通っているので発生しないと思うことにする

リアとサラウンドバックのケーブル長は無理に揃えず
どうせ出て来る音も違うしディレイもかかったりしているわけだし・・・


次に考えたのは壁からの配線をどう取り出すか

もちろんアンプに直付けが最もいいだろう
しかしそれではアンプの位置を変える時に長さが足りなくなる恐れがある
ここは利便性をとって端子を取り付けることにした

パナソニックの壁用スピーカーターミナルは見た目はいいのだが少し高値

見える場所ではないので普通のスピーカー用のターミナルを使うことにした


NEUTRIKのNL4FXにも憧れているので、頻繁に抜き差しするわけではないし余計な接点が増えることも承知でいつか試してみることになる予感

そういえば4S6の被覆を剥いたあと赤ー透明赤・白ー透明を撚ってあるのを見かけるが自分ではプラスの理由付けが出来なかったので省略した
40箇所撚るのが大変というのが大きいのだけれども・・・

2014年8月28日木曜日

7.1ch スピーカーの配置 ~ 久々の三角関数

久々にsin() cos() tan() を使ったというだけのお話
もしかしたら実生活において応用するのは高校以来始めてかもしれない

ある日設計士さん(親しい)から電話があった

設「そろそろ天井の墨入れするからスピーカーの位置をおしえて」
主「視聴位置から後ろに20°と60°で距離が・・・」
設「こっちで角度計ってやってもいいけどお前それで満足するの?」
よくお分かりで・・・

設「現場にきて自分で確認しながら指示したほうがいいんじゃない?」
とてもよくお分かりで・・・

設「角度じゃなくて寸法にしてきたら早いだろうね」
ごもっともで・・・

 かくして一生縁が無いかと思っていた三角関数とたわむれた
勉強のときと違って結構楽しかった

2014年8月27日水曜日

7.1ch スピーカーの配置 ~ 現実とのはざまで悩む

スピーカーの設置角度は決まったが実際に設置するとなると理想通りとはいかない
我が家のリビングはかなり変則的な形で横幅がない
先ほどのスピーカーの角度図を重ねてみると当然のようにサラウンドスピーカーは屋外に飛びだす
気に入った屋外用スピーカーがなかったため仕方なく屋内に収めることにした

ここでまたひとつ疑問点が生じる
サラウンドスピーカーをフロントと等距離におけない場合
  • サラウンドバックだけでもフロントと等距離に置く (下左図)
  • むしろ後方の4chを等距離にする (下右図)
どちらが好ましいのだろうか
(ちなみに一番下のキッチンに置いてあるスピーカーはZONE2なので今は関係なし)

床起きのスピーカーなら試せるのだが埋め込みとなると想像で決めてしまうしかない
定位感に劣る天井埋め込みであまり距離を取ると更にぼやけてしまうおそれがある
全スピーカーからBGMを流す時に食卓の真上にスピーカーがあるのもいいかも
などと一応の理由をつけて今回は後方4chを等距離に配置することにした

2014時点での雑感

ドルビーアトモスがそろそろ家庭に入ってきそうだ
実際に設置できる人はなかなかいないと思うが・・・
天井スピーカーで高さを表現するとのことで、そうなるともともとスピーカーが天井埋め込みの場合非常に具合が悪いような予感がする
ドルビーアトモスの天井スピーカーはフロントLRの直線上だそうだ
我が家の場合だと左図のようにしておけば(=フロントの正面に来る)、床置きで新たにサラウンドスピーカーを足してやることで天井スピーカーをアトモス用に転用できたかもしれないと思った
ここまでsp数が増えてきたらそろそろアンプにもスピーカーのアサイン変更のような機能が付いて欲しいと思う

2014年8月26日火曜日

7.1ch スピーカーの配置について考える

AVアンプを更新した理由のひとつにリフォームが控えていたというのがある
普通はリフォーム終わってから選ぶものだろうと突っ込まれそうだが物欲には勝てなかった

リフォームにあたりAV関係は自由にやらせてもらえたのだが、奥様唯一の条件はサラウンドスピーカーは埋め込みのみ可というもの
せめて天井つり下げではだめかと提案したが見た目でNGらしい
唯一の条件ということは絶対譲らないと言う意味に等しいのでここは遵守するしかない
せめて耳の高さに設置しようと壁面埋め込みにしたかったのだがどうにもいい位置に壁が無い
結局リビングシアターでよく見かける無難な解決策天井埋め込みにすることにした

埋め込みということは設計段階で場所を指定しておかなければならないということでもある
あとから気軽に位置調整というわけにも行かない
新築ならスピーカー位置ありきで設計できるのだろうがリフォームの場合は梁や部屋の形などいろいろと既存のものに制約を受ける
一番後悔しない落としどころを探るべく、少し基本から調べてみた

 ITU-R BS.775-1が推奨する5.1チャンネルの配置



5.1chの配置はITU-Rで定義されていて比較的シンプル

Dolby社が推奨する7.1チャンネルの配置


今回調べて初めて知ったのだが意外にも7.1ch以上になるとITU-Rでは明確にサラウンドスピーカーの位置が定義されていないようだ
正面から60°~150°の範囲にスピーカーを2つ置くオプションは見かけたのだがこれだと7スピーカーだが5chのように思える
そこで上図ではドルビー社が推奨する配置を載せてみた
またSRとSLを90°の位置に配置するTHX方式もあったりと7.1chについては混沌としているようだ

 我が家で採用する角度


そしてITU-R 5.1chとDolby 7.1を重ねてみたのがこれ
フロントは視聴者と正三角形がやはり好きなので30°

サラウンドはDolby 7.1とTHXを重視するなら90°なのだろうが
  • SACDや映画でもまだ5.1chのソースも多い
  • 天井埋め込みスピーカーのためどうしてもフロントに負けて前に引っ張られそうな予感
  • 友人が来たときに後ろからの音が派手な方が「どうよ?」って顔がしやすいから
などを考慮して110°にすることにした

サラウンドバックはサラウンドとの間隔を確保するために150°

この角度を元に部屋の形とにらめっこして行くことになる

2014年8月24日日曜日

YAMAHA AST-F100 と AST-A5

AVアンプとパワーアンプの電源連動において意味もなく趣味に走ったのだが、そもそも何でパワーアンプをつなげるのかという話

わざわざ外部アンプを使うなんてさぞやご立派なスピーカーかアンプをお持ちなんでしょう?
などといったことは無くて、今まで使っていたのは

YAMAHA AST-F100 (スピーカー) と
AST-A5 (パワーアンプ)

これも1990年から使っていた年代物で上記リンクにあるように駆動するのに専用のパワーアンプが必要という代物
薄型スピーカーに対するあこがれとカートリッジの差し替えで専用にも汎用にもなるというギミックに一目ぼれして、学生時代にアルバイト料をつぎこんでAVアンプとともに購入した

スピーカーグリルはグレーだったのを自分でオレンジに張り替えて悦に入っていたのを思い出す
  

当時から本質よりも見た目やギミックにこだわるミーハーさは変わっていないようだ

なお、このスピーカー=オレンジ色というのは25年間で自分に深く植え付けられていたようで、後にスピーカー更新の際にもまた顔を出してくることになる

AVアンプとパワーアンプとの電源連動

AVアンプを入れ替えて考えなくてはいけなくなったのがパワーアンプの電源連動
TA-E1000ESDの時は背面にサービスコンセントがあったため特に何も考えることはなかったのだがRX-V773には無くなっている

そこでいわゆる電源連動タップの使用を考えたのだがスタンバイ時にHDMIパススルーを行っていたり入力切替をしたりしたときに待機電力(と言っていいのかどうか、もはやアヤフヤ)が安定しているのかわからない
閾値で判定するタイプでもおそらく大丈夫だと思うのだが、なんとなく上手く動いていると言うのはあまり気持ちよくない

そこで背面をよく見てみるとDC OUT 端子といういかにもUSBの刺さりそうなコネクタを発見
これならUSBをトリガーにするタイプのタップが使えそうだと調べてみると、どうやら大丈夫らしい
という記事を見かけてしまった

将来USBの電源出力が常時出力となる可能性もあり得るからと言い訳しつつ、完全に工作ゴコロをくすぐられてしまったブログ主
トリガー出力 => USB変換  => USB電源連動タップ方式に決定した
(※当然DC OUT端子利用よりさらに規定外であろうことには気がつかないふり)

いそいそと100均にシガーソケットチャージャーを買いに走り

USB連動タップと組み合わせて希望の動作自己満足が得られました


以前の記事でAVアンプ更新したらリレー音が1回になると書いていたけれど、パワーアンプつなぐのか?
という疑問については次の回で

2014年8月23日土曜日

YAMAHA RX-V773 ~ 選んだ理由 後編

*** この記事はなぜこのアンプを選んだのかという質問に答えるために書いていますので2012年の時点での情報です。

AVアンプ入れ替えの要件と優先順位

     0. スタンバイインプットセレクト
  1. 7.1ch以上
  2. HDMI入力6系統以上
  3. HDMI出力2系統以上
  4. ゾーン2対応
  5. AirPlay対応
  6. DLNAクライアント
  7. アナログ映像のHDMIアップコンバージョン
  8. D端子付
  9. ALAC対応
  10. ギャップレス再生対応

5. AirPlayについて

AppleTV持っているのにAirPlay対応必須なのか?と聞かれたことがある
アンプを変えてから我が家ではAppleTVはiPhoneのミラーリング専用機になっており、音楽ではほぼ使わなくなった
理由は簡単、AppleTVだと手元で聞いている曲をスピーカーから流したいとき、アンプをON・入力をAppleTVに の二手間かかる
アンプが対応していればAirPlayを指示した時点で、電源が勝手に入り入力が切り替わり曲が流れ出す
実に便利な機械と実に無精なうちの家族

これまでSONYのアンプだったので候補の中にSTR-DN2030があったものの、この点で候補から外れる
(後継モデルSTR-DN1040以降はSONYもAirPlayに対応したはず)

6. DLNAクライアントについて

手元で聞いている曲を手軽にスピーカーから再生に切り替えて聞くにはAirPlayは非常に手軽
しかしiPhoneに手持ちの曲が全部入っているわけではないし、腰を落ち着けて音楽を聴くときはやはり無圧縮のものがいい

これもメディアプレーヤーやPCからの再生でもよかったのだが、AirPlayと同じくアンプ単体で完結させたかったのでDLNAクライアント機能を持つことも要件とした

7. 8. アナログ映像のHDMIアップコンバージョン・D端子

これはWiiをつなぎたかったため
アップコンバージョンがないとHDMIから出力されないので、コンポジット出力もTVにつないだ上で結局TV側も入力切替しないといけなくなる
今もビデオテープやLDを大切に使っている人にはあるといいと思う

ただこれはスタンバイインプットセレクトの存在を知る前の話
スタンバイインプットセレクトに心を奪われたあとは正直あまり深く考えていなかったため、落とし穴に気がつかなかった
それはスタンバイ時に切り替えられるのはHDMI入力だけというもの
ただでさえLANからの電源ONやAirPlay受付、パススルーのために待機電力を消費しているのだから、アップコンバージョンまでスタンバイ時に行っていたのではそれはもはやスタンバイとは呼べない
納得はするものの、買ったあとに気がつくという屈辱を味わいつつ黒歴史として葬る
結局WiiはTVに直結として操作のシンプルさよりも子供によるアンプの電源オンオフを回避することにした

9. ALAC対応

これはかなり最後まで悩んだ点
我が家が本格的に音楽ライブラリーの構築をはじめたのはiPhone3GSを手に入れた2009年ごろ
奥様もiPhone使いのため難しいことは避けて管理はiTunesで行ってきた
無圧縮は魅力的だがWAVEはタグが・・・
可逆圧縮は魅力だがALACは汎用性が・・・
FLACはiTunesで扱えない・・・
HDDの容量のこともあり、結局当時のファイル形式はmp3
その後2011年にALACがオープンソース化されたため汎用性があがると見込み、NASの容量をアップさせたことを機に、ALACに切り替えた
ちょうどアンプの検討を始めたのがその半年くらい後
アンプがALAC対応なら何も考えずにそのままアンプで再生できる(DENONなどは当時もALACに対応していたはず)
MediaMonkeyなどに乗り換えてFLACに移行するか、管理はiTunesのままALACをその都度FLACに変換して乗り切るか、スタンバイインプットセレクトをあきらめるか
結局スタンバイインプットセレクトに軍配が上がったのだが、音楽ファイルをどの形式で持っておくかという問題は今も抱えている

10. ギャップレス再生

ライブ版など曲間に拍手が続いていたりメドレーで曲がつながっているときなどこれに対応していないと途中で途切れてしまう
当時対応しているメーカーは少数だったが、ファームアップで対応を謳っているメーカーもあり、YAMAHAもNP-S2000ではギャップレス再生に対応していたので楽観視して優先順位を下げていた項目
先日子供が学校の音楽でクラッシック鑑賞が始まったというので家でも聞いてみたところ「なんだかブチっと言うね」とばれてしまった
クラッシック愛好家には絶対必要な機能
2014.8.23現在アップデートによる対応なし DMSにリクエストするタイミングを早めるだけじゃだめなのか?バッファ量の問題か

結論

スタンバイインプットセレクトにブログ主が心を奪われてしまったためYAMAHAに決定
PioneerのVSA-922もディスクリートオンという同様な機能があったもののD4端子の有無で落選
オーディオルームに置くのが前提なら子供が触らない・Wiiをつながないなどの理由で、ALACとギャップレス対応を重視していたかもしれない

あとはグレードの選定だが、573以下のモデルはHDMI入力の数で要件を満たさない
また当時から4Kの話もちらほら、新フォーマットがでたらすぐ陳旧化する、定番となるファイル形式が定まっていないなどの理由で買い替えサイクルは早そうだと感じた
特に今回は妥協して決めた感が強いのでAVATAGEなどの上位機種は見送ることに

結局消去法でRX-V773に決定


2014時点での雑感

2014モデルからYAMAHAもALAC・ギャップレス再生に対応したようで思わず飛びつきそうになる
でもまだHDCP2.2に対応していないのか・・・
D4端子にこだわる理由も無くなったし来年当たりはPioneerなどと楽しく悩めそう

スタンバイ時に入力が切り替えられる機能はやはりこだわりたいのだが、取説を見てもなかなか明確に見つけることができなかったりするのでYAMAHA・Pioneer以外のメーカーでも同様の振る舞いをするものがあればぜひ知りたい

2014年8月22日金曜日

YAMAHA RX-V773 ~ 選んだ理由 前編

*** この記事はなぜこのアンプを選んだのかという質問に答えるために書いていますので2012年の時点での情報です。現在はアンプの電源を入れずに入力を切り替える機能は各社ついていると思われます

AVアンプを入れ替えるにあたり我が家における要件と優先順位を考えてみた

     0. スタンバイインプットセレクト
  1. 7.1ch以上
  2. HDMI入力6系統以上
  3. HDMI出力2系統以上
  4. ゾーン2対応
  5. AirPlay対応
  6. DLNAクライアント
  7. アナログ映像のHDMIアップコンバージョン
  8. D端子付
  9. ALAC対応
  10. ギャップレス再生対応

    0. スタンバイインプットセレクトについて

    買い換え前に使用していたSONYのTA-E1000ESDは1989年製
    当然HDMIなどついているわけもなく前の記事の「TVにもアンプにも音声をつなぐ」の状態
    TVの音声出力経由にまとめてもDSPの処理の遅さからか盛大な音ずれが発生
    AppleTVを所有しているため「AirPlayで音楽聴く時はアンプのこのボタン 映像見る時はこっちのボタン」などと工夫で乗り切った感溢れる接続だったものの、当然家族には大不評
    「iPhoneの画面をテレビに映したいからよろしく」と音声認識全自動リモコン代わりに使われる始末

    これはそろそろ買い換えどきかと選定を始めるが、経緯からして家族にも使える接続を選ぶ必要がある
    となると当然入力はすべてAVアンプに入れることになるのだが、ここで懸念されるのが本来スピーカーから音を出す必要がない場合のこと

    特に子供は録画番組やゲーム・DVDなど結構頻繁に切り換えるが、子供番組の笑い声にサラウンドがかかって頭上から聞こえてくるのはあまりうれしくない
    自然「TVの音だけで見なさい」ということになるのだが、そうすると アンプの電源入れる > 切り換える > 電源切る が頻繁に行われることになるとおもわれる
    TA-E1000ESDはプリアンプなので5chを鳴らすためにパワーアンプを3台接続しているため、電源を入れるたびに「カチン カチカチカチン」と盛大なリレー音が鳴り響く
    今回購入予定のアンプはセパレートではないので流石に「カチン」は1回だが、子供の観たいソースの取り合いの声とそれに伴って連打される「カチン カチン」の音が想像されてあまりうれしくない
    これはダメだ何か考えないと・・・とリモコン付きHDMIセレクターの導入も考えていたところYAMAHAのスタンバイインプットセレクトを見つけた

    これは電源を切っている時(厳密にはスタンバイ状態)でもリモコンで入力切り替えができるというものでAVアンプの電源からセレクター部分だけが独立したようなもの
    まさに求めていたもので、それまで検討していた条件をすっとばして要件#0に昇格
    ここからは他社にしかない機能とのトレードオフを考えて行くことになった

    1. 7.1ch以上について

    これまでがプロロジックとはいえ、一応5.1chだったので買い換えるからにはch増えないと楽しくないという理由
    いずれ書く予定のスピーカーの配置とも絡んでくるのでその時に

    2. 3. HDMI入力6以上 出力2以上

    当時接続していたのがDVDレコーダー・BRプレーヤー・AppleTV
    ときおりTVに直接ビデオカメラ(TVが壁掛け&前面端子がないので毎回ケーブル挿すのに苦労していた)
    将来つなぐ予定として、HDMI出力の次世代ゲーム機・PC
    ということで6入力 (そのうち1入力は前面希望)
    最近は意外にHDMIでなんでもつながるので (スマホなども)数あって困るものではないと思う
    実は選定中はビデオカメラのことをすっかり忘れており、5入力以上で考えていて購入してから前面端子あってよかったと思い出した次第
    出力の2系統はプロジェクターをつなぎたかったので

    4. ゾーン2対応

    リビングでオーディオを使い出して感じたことの一つに視聴者の位置がまちまちというのがある
    オーディオ部屋ならベストポジションにイスがあってそこから動くことはないのだが、リビングだとそうもいかない
    BGMは奥様が聴くことが多いのだが、我が家の配置でフロントスピーカーから一番遠いキッチンで料理しつつ歌いながら適音で聞こうとするとスピーカーのそばにいるものにとってはかなり大きな音となる (それ以前に歌声が他の住人にとってはかなり迷惑だが)
    ゾーン2機能は本来別の部屋で使うことを想定しているのだろうがキッチンにもスピーカーを置いてゾーン2とすれば独立して音量が調節できて良さげ
    9.1ch以上の機種でないとどうせアンプをかまさないといけないのでフロントプリアウトさえあれば必要ないかとも思ったが、それだと多chソースがミックスダウンされていなさそうなのとブログ主の興味に触れなかったので却下


    2014年8月21日木曜日

    YAMAHA RX-V773 ~ AVアンプの予備知識

    *** この記事はなぜこのアンプを選んだのかという質問に答えるために書いていますので2012年の時点での情報です。また質問した友人は「そもそもAVアンプってどういうことができるの?」状態ですのでかなり初歩的なことも書いてあります (これ見た本人怒らないでね)

    まずAVアンプと普通のアンプの違いをつなぎ方で説明すると
    • TV
    • アンプ
    • BRプレーヤー
    • レコーダー
    • ゲーム機
    を持っていた場合

    TVにプレーヤーとレコーダーの映像をつなぎアンプにそれぞれの音声をつなぐ

    デメリット

    • プレーヤーからレコーダーに切り替えるときなどTVとアンプ両方操作する必要がある
    • ゲームや録画したニュースなどTVからだけで十分なときでもスピーカーからしか音がでない


    上に加えてTVにも音声をつなぐ

    メリット

    • TV・スピーカーどちらからでも音がだせる

    デメリット

    • 音声出力が1系統しかないプレーヤーだと二股にするケーブルが必要
    • HDMI出力が1つしかないものだとHDMI分配器が必要 (私信:現在アナログのアンプを使っているということは手持ちの機器はすべてアナログ出力があるはずなのでこれは該当しないと思う)
    • スピーカからのみ音を聞きたいときにTVの音声をミュートとする必要がある
    • 配線が多くて面倒 (このブログの趣旨的にはメリットともいえる)


    TVにつないでからTVの音声出力をアンプにつなぐ



    メリット

    • 切り替えはTVの入力を切り替えるだけでよい

    デメリット

    • スピーカーで聞くときはやはりTVをミュートする必要がある
    • プレーヤーでCD聞くときもTVをつける必要がある (私信:BRプレーヤーでCDも聞くと聞いたのでこのデメリットを受けることになりそう)
    • 映像と音声がずれて感じる可能性あり

    AVアンプの場合

     
    メリット

    • 切り替えはアンプの操作だけでよい
    • AVアンプの電源を入れているときはスピーカーからのみ、アンプを切ればTVからのみ音が出る (* HDMIパススルーという機能があるAVアンプを選ぶこと 最近のAVアンプにはたいていついている)
    • 配線がシンプル(図では映像と音声別に書いてあるが実際にはHDMIケーブル1本でOK)

    デメリット

    • 入力を切り替えるときに一度AVアンプの電源を入れる必要がある

    もちろんオーディオアンプには無い多チャンネル対応であるとかステレオ音声でも擬似サラウンド(エコーのようなもの)をかけられるなどの特徴もあるが配線だけに注目したらこのような感じ


    私信:ということでつなぎ替えだけで今感じている不満をできるだけ解消しようと思ったら、”TVにつないでからTVの音声出力をアンプにつなぐ”のパターンに加えてBRプレーヤーだけは光デジタル音声出力をアンプにも直接つないでCDを聞くときはそっちを使うという方法が良いのでは

    このブログについて

    子供が生まれたため、リビングのAV機器を封印して約10年。下の子もスピーカーをつついて穴を開ける心配もなくなるほど成長してくれたので2012年に引っ張り出してきました
    ・・・が、スピーカーのエッジはぼろぼろ・AVアンプも当然ドルビープロロジックどまり
    少しずつ最近の機器に入れ替えて深みにはまってきています

    最近友人などからアンプの選択についての相談やAppleTVの使い心地など聞かれる機会が続きましたので、備忘録をかねてここに書きとめていくことにしました

    管理人は器械について専門ではありませんので情報に不正確な点もあることをご了承ください
    悩んだこと失敗したことなど何かの参考になれば幸いです